こんにちは。
患者さんとお話する際、特に初めて診させていただく時によくおたずねさせていただいています。
「○○さんは、どうなりたいですか?」
もちろん、皆さん「良くなりたい」という思いから当院にご相談下さっているわけですが。
「良くなる」というのはとっても難しいものなんです、実は。
それは、[症状の改善]が困難という意味ではありません。「良くなる」という感覚に、施術者と患者さんの間で違いがあることがとても多いからです。
もっともよくあるパターンとしては、お医者さんは「良くなっています」「手術は成功しました」とおっしゃるが、患者さんは「わたしゃ全然良くなってない、相変わらず症状は変わらん」といったもの。
どう思いますか?
少なからず似たような、あるいは近い体験を、なにかしらしたことがある方多いんじゃないでしょうか。
これ、相反する意見のように見えます。
となると、どちらかがウソを言っている、と?
そうではないことが多いです。
そうであることも、残念ながら世の中にはありますが(汗)
そうではない、相反するものではない、ウソでもない場合がほとんどです。
では一体なんなのか。
わたしが思うに、ひとつめは客観的か主観的かといったもの。
ふたつめはコミュニケーションの問題かなぁと考えています。
ひとつめはどういうことかといいますと、お医者さんや我々、診させていただく側は客観的に判断します。同様の症状の過去の例と比べてどうか、術前術後でどう変化したか、などなど。
患者さんは主観的に訴えます。当然です。まだキツい。まだ痛い。すぐ良くなると思ったのに。当たり前です。きついんですから。ずっとガマンしてきたんですから。耐え忍んできたわけですからね。
両方正しいと思うんですよね。
立場が違うのでそれにあわせて主張が異なっているだけであり、間違いじゃないと思うんですよ。
ここでふたつめのコミュニケーションの問題が、これに火を着けることがあるわけです。術者と患者さんのコミュニケーションの在り方が信用、信頼の成長を促進もし、妨げもします。
そういったふたつの問題(課題?)を、うまくすり合わせ、より良くお互いが分かり合えるようにするために
「どうなりたいですか?」
と、おたずねさせていただいているわけですねー
そうすることで、客観主観の立場の違いもすり合わせが出来てきます。
そこを起点にコミュニケーションの幅も広がります。
また、それを目標に治療計画がたつわけです。
その症状、その目標であればどれくらいの頻度で治療していくべきか、などですね。
あなたはどうなりたいですか?

整骨院フーニの院長。筑紫野市出身、筑紫野市を愛する国家資格柔道整復師を持つ熟練の施術家。
-基本真面目で、こだわる部分はこだわる
-施術の内容もトコトン突き詰めていく-人を放っておけない、何かをしてあげたいといつも思っているタイプ
原因不明の症状で悩む人に役立つ情報を提供していくことが使命の1つです。
当院へのアクセス情報
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