今回は、内臓と自律神経の関係についてお話をしていこうと思います。
内臓と絡めた話となりますと、やはりまずは東洋医学、こちらを説明しないといけません。
東洋医学的にはな内臓と自律神経は関連している
当院では施術の中で、西洋医学の考えに基づき行われる施術と、他方、東洋医学的な考えまたは捉え方から行われる施術と2種類組みあわせて行っています。
そして一般的に西洋医学と東洋医学では、おなじ言葉を用いていたとしても、中身が違うことがあります。
内臓の働きなどは特にそういった西洋と東洋の考えや捉え方の違いが顕著に出ますね。
以前少しお話した、内臓と感情の話しなんかは如何にも東洋医学的だと患者さんにも言われ、楽しんでいただいています。もちろん、お話するのだけがお仕事ではありませんので、それが自分の体と、今の現状どう結びつくのかは、所々体感していただきながら当院では施術しております。
それではその内臓の話を、東洋医学的な観点からお話を少ししますと、例えば冬は腎臓の季節ということになります。それは、とても冷えの影響を強く受けてしまいます。
では、その”腎”の影響とはどういったものが出てくるのか。
東洋医学的な考え方と知るために、まずは西洋医学的な考えを見てみましょう。
西洋医学的な内臓の考え方
まずは腎臓についてお話をしましょう。
西洋医学でいうところの腎臓がどのようなもので、どのような働きをしているか。
自分の拳程度の大きさの臓器で、左右に2つ1組で存在する臓器です。
内臓としてはかなり背中側に位置します。腎臓が悪いと背中や腰が痛いなどと一般的に言われるのは、そのためです。また、左腎が右腎よりも頭側よりの位置にあります。
では、その腎臓はどのような仕事をしているか。
腎臓の看板的な仕事は、おしっこを作ることです。
他にも腎臓の仕事はありますが、結局のところおしっこを作ることによって起こす体の調整や維持となりますから、腎=おしっこをつくるやつだ!と覚えていただいて問題ないと思います。
それにより、身体にとってのろ過フィルターのような役目も果たしていますね。
マイナーな仕事としては、赤血球を増やしていくためのホルモンもこっそり作っていたりします。
では、この腎臓の調子を崩し病気になった場合、どのようなものがあるのでしょうか。
一般的に耳するのは、急性腎炎、慢性腎炎、腎不全などでしょうか。ネフローゼ症候群なんてものもあります。
難しいことは、専門医のお医者様が教えてくれますから、我々一般人は、もし上記のようなものが起きた場合に自分の体に起こる分かりやすい変化、こちらを覚えておくとよいですね。
最も有名なものは、むくみでしょう。
もう少し専門的に言うなら浮腫ですね。
次に尿の色と量。
背中や脇腹の”原因の無い”痛みなどもそうですね。なぜ”原因の無い”を強調したかというと、前日に運動していて捻った際に痛みが走り翌日も痛い等の多くは、いわゆるケガですので、腎臓の関連性は薄いと思いわれるからです。
それでも、厳密な話をすると全くの無関係とは言えない場合も中にはありますので、そのような不安な場合は診させていただけるとよいかなと思います。
東洋医学的な腎臓の考え方
東洋医学的には大まかにいうと、体の発育や成長にまつわるものに腎が関係しているとされています。
西洋医学的な見地とはかなり異なるのが非常に興味深いですね。
あまりおしっこの話が目立たないんですよ。ただ、細かく両者を比較していくと、表面上の症状として似たような部分も多くあるのが面白いところです。
東洋医学における「腎」
東洋医学でいう”腎”とはどういうものか。
まず、私達人間の発育、成長、また生殖が”腎”に関係するとされています。また、呼吸のコントロールもしており、呼吸が浅くならないようにしているともされています。
さらに、水分の代謝、調整も”腎”の仕事であるとされています。
こうやって見ていくと、どれもこれも冬場には勢いの停滞しそうなものばかりに思いませんか?
相当かいつまんで雑に言ってしまうと、そういうことなんです。
そういったものとされていて、こういったものを司っているので、冬が得意ではないんですね。
結果として、冬の寒さによって”腎”の働きが弱められてしまうと、「不眠」「抑鬱感、倦怠感」「めまい」などのような自律神経症状が目立ってしまう、と。
まとめ
そうはいわれても、季節なんだからどうしようもないじゃないか!と思われたあなた。
大丈夫です!
東洋医学には東洋医学の、”腎”の対処法があります。
もちろん、一番は当院に来てもろて…
というのは冗談半分、本気半分。
いや、本気8割くらいありますね(強気)
ただ当院の自律神経整体では内臓を調整していくので、自律神経を整えたい方にはお勧めです。