このところ、頭痛や首痛の患者さんが続いたので、今日はそのあたりについてお話ししたいと思います。
頭痛は皆様ある程度想像がつくと思いますが、首痛というとピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。
俗に言う、寝違えが代表的なものですね!肩こりの延長で、首こりのようなものも首が痛いと表現する方もいますし、また、交通事故によるムチウチと言われるものについても、そうでしょう。ムチウチについては諸説ありますので、詳細については今回は割愛します。
頭痛も、偏頭痛や群発性の頭痛、または病的な原因からくる頭痛など様々ですね。
揉んでもらったのに頭痛や首痛が改善しない!
さて、そのような症状が強く、または慢性的にみられる方は、どのように対処されていますか?
よく耳にするのが、家族に揉んでもらった、マッサージ屋で強く揉んでもらった、整骨院で強く押してもらった、病院でもらった湿布を貼ったなどですかね。
わたしの知人も、寝違えで近所の整骨院にいったところ、強く首の硬いところを揉んでもらい、湿布をもらってきたそうです。
どうだった?と聞くと
余計痛くなった、とのこと。
個人差もありますし、あくまでこれは知人の場合、という一例にすぎません。それで良くなったという方もいらっしゃるかもしれません。
マッサージや揉むことは逆効果になる
ただわたし個人としましては、そのような様々な頭痛や首の痛み、寝違えやむちうちなどの際に肩や首を強くマッサージするのはオススメ出来ません。
まずひとつは、いつも私は来院した患者さんにも言うのですが、痛いところは「犯人」じゃなくて「被害者」だから、というのがひとつ。
原因は患部にはない、というものですね。
もちろん、首自体に熱感があって激烈に痛い!そのような時は、首自体を冷やしてあげるなど、患部に直線アプローチしてあげることも時には必要です。
その辺の判断はしないといけませんね。
次に、首というのは自律神経ととても深く関わりがあります。
少し前になりますが、テレビでも言ってましたね。頭と首のきわきわの部分には自律神経といわれる、交感神経と副交感神経が通っているので、あまり強く刺激するとそれらが誤作動するというもの。
まったくその通りですので、自律神経を整えることを大事にするフーニでは、首は絶対に強く揉みません。
また、そもそも筋繊維というものは強く揉むと壊れます。そうすると、復元されていくなかで元よりも硬いものになっていきます。こうなっては本末転倒です。より強く、より強くと刺激が必要になります。治すことではなく、強く押されることがまるで目的かのようになります。
このように、頭痛や首痛で肩首周りを強く揉むことはあまりオススメしません。強く揉むことによるデメリットの方が遥かに大きいと、私は思います。
マッサージしても薬を飲んでも変わらない方、一度フーニに来てみませんか?
と、宣伝もしたところで今回は終わりにしようかと思います!
ありがとうございました。