手術を受けたのに別の身体の不調が出た=後遺症の改善策とは?

最近たびたび話題にしておりますいわゆる”後遺症”と言われるもの、そう自己判断で考えているものについて本日も話してみたいと思います。

今回は、実際に当院にいらした患者さんの話をしていきますね。

目次

手術後に主訴以外の症状が出るようになった患者さん

数年前に、その方は脳内出血で倒れました。

また、それ以前に子宮も筋腫により全摘していました。数ヶ月前に、その方は右腕の痛みにより、当院を来院することになります。

当然、主訴は右腕の痛みや痺れ感。

ですが、もともと手術の後から左脚に違和感を覚えており、体調の悪い日、疲労感の強い日には左足爪先が上がらず足を引きずるそうです。事実、来院時も足を引きずり気味でした。

とはいえ、患者さん本人はもう、足についていわゆる”後遺症”とした捉えています。また、術後から体調が悪いこともあり、悪い日には鬱症状にも似た状態であったといいます。

しかし、それについても今回、あまり改善したい意識は感じられませんでした。

あくまで、右腕です。

右腕の症状は改善

結果から述べます。

右腕の痛みや痺れ感は無くなりました。

左脚は常々あった鈍重な感覚はなくなり、引きずることがほぼ、無くなりました。疲れた日であっても、つま先が上がるようになったため、階段が怖くなくなりました。

鬱様の症状についても無くなったため、家族や友達、ご近所の方から「以前のように明るくなった」と言われるようになりました。

現在、その患者さんは初来院から4ヶ月目になりました。

今では、天候が悪い日や肉体的に忙しかったなど、それらが重なった時に稀に、少し左脚に違和感がある程度。

それも翌日にはほぼ無くなる。そのレベルにまで改善しました。

右腕については、最初期以降はもう、左腕となんら変わりないようになりました。

今では、当初の主訴であった右腕は悪かったことも忘れるほどで、来院時は基本的に全体の体調の調整と、それにともなう左脚のメンテナンス、微調整、経過観察です。

目標は、1ヶ月間、多少精神的、肉体的にストレスのかかることがあってもなお、精神的に落ちることもなく、右腕も快調で、左脚は悪かったことを忘れるようになること。

けして、ポジティブシンキングで心を鼓舞するための目標ではなく、非常に現実的な目標です。

このような体験談をご覧になって、思うところのある方、いらっしゃると思います。ご本人やご家族、大切な方で思う節ございましたら、いつでもご連絡下さい。

日常が取り戻せるきっかになれたらと思います。

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